中2理科③:前線の通過と天気の変化
この記事で学ぶこと
「さっきまであたたかかったのに、急に雨が降って寒くなった!」なんて経験、キミにもないかなぁ。
そんな天気の急変には、実は「前線」っていう大きな空気がぶつかり合うラインが関係しているんだよ!
この単元では、前線の種類や、それが通る時にどう天気が変わるのかを一緒に探っていこう。理屈がわかると、空を見るのがもっと楽しくなるよ! PON!
前線とは何か?:気団の出会い
空気は、気温や湿り気が同じような「巨大なかたまり」として存在しています。これを「気団」と呼びます。性質がちがう、あたたかい「暖気」と冷たい「寒気」が出会うと、すぐには混ざらずに境い目ができます。この境界面が地面と接している線が「前線」です。
寒冷前線:寒気が暖気を押し上げる
冷たい寒気が、あたたかい暖気の下にもぐりこんで、暖気を急な角度で押し上げながら進むのが「寒冷前線」です。空気が急激にのぼるから、背の高い「積乱雲」が発達するのがポイントだよ。
- 通過前:南寄りの風が吹いて、あたたかいことが多いです。
- 通過中:せまい範囲に、短時間、強い雨が降ります。雷が鳴ることも!
- 通過後:風向きが北寄りに変わって、気温がグッと下がります。
温暖前線:暖気が寒気の上をはい上がる
あたたかい暖気が、冷たい寒気の上にゆるやかにのり上げるように進むのが「温暖前線」です。暖気が広い範囲でゆっくり上がるから、空をおおうような「乱層雲」ができます。
- 通過前:冷たい雨がしとしとと長い時間降り続くことが多いです。
- 通過中:雨がやんで、天気が回復していきます。
- 通過後:風向きが南寄りに変わって、気温が上がります。
コレクトの論理 de 解説
雨の降り方がちがうのは、空気の「持ち上げられ方」がちがうからです。重い寒気が暖気を無理やり跳ね上げる寒冷前線は「急激な上昇」、軽い暖気が自分から坂を登るように進む温暖前線は「ゆるやかな上昇」になります。このちがいが、雲の形や雨の強さにそのまま現れるのです。
受験対策まとめ
前線マスターになるためのポイント、ボクがPON!とまとめるね。
- 断面図と雲の形をセットにする!
寒冷前線は「急で狭い積乱雲」、温暖前線は「なだらかで広い乱層雲」だよ。 - 「通過後」の気温の変化に注目!
寒冷前線が通った後は寒くなる。温暖前線が通った後はあたたかくなる。名前の通りの変化が起きるんだね! - 風向きの変化も忘れずに!
どちらも前線が通ると風向きが大きく変わるから、問題文でしっかりチェックしようね!
チャレンジ問題
急に空が暗くなって激しい雨が降り、そのあと気温が急に下がって北寄りの風に変わりました。この時、通過した前線は何でしょうか?
こたえを見てみる
【答え】寒冷前線
【解説】
「激しい雨」は積乱雲によるもので、その後に「気温が下がった」ことから、寒気が暖気を追い出したことがわかります。これは寒冷前線の典型的な特徴です。